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会社法はこれでいいのか (平凡社新書 390)

会社法はこれでいいのか (平凡社新書 390)

浜辺 陽一郎

会社法はこれでいいのか (平凡社新書 390)

定価: ¥ 756

販売価格: ¥ 756

人気ランキング: 59664位

おすすめ度:

発売日: 2007-09

発売元: 平凡社

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



会社法を貶すだけでなく前向きに評価している
会社法の問題点と前向きな活用法を解説しています。

序盤では、インターネット開示や連結配当規制などの省令での実質的立法、ゴマカシだらけの付帯決議、

立法担当者の資質云々(よほど個人的に気に入らなかったのか・・・)をほぼ名指しで厳しく批判していますが、

中盤では気持ちが落ち着いたのか、具体的な問題点を各論的に解説しており、

そして終盤ではコンプライアンスやCSRなどに対する取り組みを通じた会社のあるべき姿を論じています。

専門用語を極力避けた平易な言葉で実務的な観点から説明しているので、法律書に慣れてない方でも気軽に読めると思います。





「会社法の背景」
会社法の対応に大わらわ・・・

とは言え、取締役会・株主総会の手続きに慣れてくれば

何故、会社法の制定に至ったのか、何故、この部分が変更に

なったのかを理解したいと思うはず。そんな時に便利に使える

1冊であることは間違いない。2度読めば何となく全体像が見え

てくる・・

企業自身の自己責任と自治意識の強化がポイント、自由度が高く

なったからこそ今までのように同業他社を参考にするわけにはいかない。

そう感じる経営者がいるかいないかで企業の運命が決まりそうだ。

それにしても、「先見性のあるグランドデザイン」をベースに「法律を

つくる」と思っていたが、「やっつけ仕事」的な背景にがっかり。

弁護士の多くは、会社法に関わりたくないと思っている事実にがっかり。

不完全すぎる会社法にこれからも振り回されると思うとうんざり。

今までより理解が深まったことに・・★5つ。





立法過程のいいかげんさに驚き!
 会社法の条文を読むと日本語として変なところが散見してると思ったが、立法担当者がなんかまるで趣味で作ってるみたいな感じで条文を書いたことを知って驚いてしまった。

 会社法条文は、日本語としては正しいといえば正しいんだけど、なんかニュアンス的に変だなーって感じたけど、条文作成者が理科系出身だから必ずしも悪いわけでもないけど、ニュアンス的に変な感覚を、そのまま通してしまった、国会の責任も大きいと思う。

 正直、国語的に変なところは、ちょっとマイナーチェンジして欲しい。

また、合同会社にしても、需要があるかもしれないから作った、という、ようするになんでもあり的発想から、こういうもん作ったという姿勢は、会社の根本的法律の態様としては疑問だし、規制緩和といえば聞こえはいいけど、やっぱり悪用されることも考えて規制も強化することも考える必要もあるのでは?と感じた。

 今後、例えば、0円株式会社も作れるということは、弊害も出てくるでしょう。

また、新たな会社の憲法とでも言ってもいい法律の見直しも含めての検討を痛感した。

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