会社設立の方法Topへ

 >  会社設立についての情報
 >  逆面接―質問するから騙される

逆面接―質問するから騙される

逆面接―質問するから騙される

清水 佑三

逆面接―質問するから騙される

定価: ¥ 1,575

販売価格: ¥ 1,575

人気ランキング: 123636位

おすすめ度:

発売日: 2006-03

発売元: 東洋経済新報社

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



面接官も学生も
面接官側に逆面接を説明するために書かれている。でも、学生や面接に臨む側にも役に立つと思う。面接官の座談会などは興味深く読むことができるし、どこを見ているのかなど、参考になることも多い。



今後採用面接を進めていく上で面接官にはどのような質問でどのような適性を判断するか、また被面接者はどのようなポイントが見られているのかを知ることができるだろう。



すべての場合で有効とは限らないが、ある程度の面接対策にはなる。また自分の応募している行に対してどれほど興味を持っているのか、理解しているのかを図る上でも逆面接をシミュレートするための参考書にもなるだろう。

面接だけに活用するのはもったいない
 入社前に企業側と被雇用者が直接接触できる場である面接。いきおい、人事担当者も「面接」に対して力が入るというものでしょう。しかし、近頃は色々な「面接」本を読みこなしていると見えて、被面接者もそつがなく入社への本当の熱意を読み取ることが難しい。内定を出した後に逃げられる危惧が絶えずある。また人事部が太鼓判を押して入社させた新入社員について配属させた現場から「適性に問題あり」とクレームが寄せられる…このように「面接」で「騙された」と感じることの多い人事担当者に対して行う、「立場を入替えて逆に被面接者から雇用側に色々質問させてみれば、彼・彼女の本音や資質が自ずと見えてくる」という「コロンブスの卵」のような提案が、本書で云う「逆面接」です。



 本書では通常の「単純面接」や特定の専門化した職種への適性を図る「コンピテンシー面接」と「逆面接」を比較し、それぞれが有効に機能する状況、面接官に求められる資質や力点をおいて見るべき被面接者の属性などを細かく見てゆきます。著者の会社で実際に行われた逆面接の3つの具体例も理解を助けます。



 キーワードは「質問力」。この言葉の中に質問者(被面接者)の持つ質問相手への熱意や気遣い、諸情報からストーリーを紡ぎ出す思考力、相手の持つ価値への共感能力、時間管理力に象徴されるマネジメント力等々が含まれていることに気づかされます。この能力の高低が、取材や営業など人を相手にする職業であればその達成の成否を分けると言ってよいでしょう。仕事においてまずは必要とされる資質・能力とは何かを改めて知らしめてくれた1冊でした。お買い得です。

面接を通して迫る人間の本質
2003年12月に刊行された『逆面接』の新版。



今回の最大の特徴は「逆面接」を実際に採用の現場で用いている企業の人事担当者の座談会を収録していること。



この座談会によって、適切な使用方法に従うなら、「逆面接」という手法によって受検者の質問力を知りうるだけでなく、理解能力や志望度までも測ることが可能であることが示されている。同時に、面接官の訓練の必要性や、事務担当者の負担が増える可能性も指摘されており、実用的な側面からの有用な見解が提示されている。



確かに、「逆面接」という手法は人的、物的資源の動員力を備えた企業でなければ実践できないかもしれない。しかし、今までの面接の仕方に満足できない、疑問を抱いている、あるいは新しい面接法を開拓したい、という意欲があるなら、本書は一読するに値しよう。



面接という観点から人間の本質の一端にも深く切り込んでいる本書は、その意味で、「人事担当者」や「これから面接を受ける学生」ばかりでなく、「人間の行動のあり方」に興味をもつ人に薦めたい。

ブックマークに追加する

関連エントリー

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://uranutes.net/mt/mt-tb.cgi/1303

会社設立の方法Top >  会社設立についての情報 >  逆面接―質問するから騙される



Google


▼ カテゴリー

▼ 関連サイト

▼ RSS

人気ブログランキングへ

人気ブログランキング【ブログの殿堂】

track feed

My Yahoo!に追加

Add to Google

  • seo
Supported by 楽天ウェブサービス