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リーガルマインド会社法 第11版
リーガルマインド会社法 第11版
リーガルマインド会社法 第11版
弥永真生
定価: ¥ 3,465
販売価格: ¥ 3,465
人気ランキング: 78345位
おすすめ度:
発売日: 2007-11-29
発売元: 有斐閣
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
ふふん、どこがいいのか
くさすとたちまちレビューがマイナスで埋まる。しかし、誰かがほんとのことを書かねば
ならないだろう。
新司法試験の受験生が、買ってはみたものの、到底全部読めず放置するものがある。
そんな代表選手が、これ。
会社法および金融法関連本は、たいていぱらぱら見るか読破しているが、
これはダメ本のたぐい。
受験専用の予備校本とみるべきか?しかし現実の役に立たないものを
受験時代だからといってことさらに読む必然性がどこにあるのか。
受験専用なら、まこと塾のシケタイがはるかにベター。
細かな論点なら100問のほうがはるかにベター。
柔軟な思考を著しく妨げる書き方で、感心しない。
会社法の条文を戦略的に読むビジネスマインドに著しく欠けている。
なぜか。
1)まとめ方が、あまりにも、ロジカルでない。古い記憶で書くから、こうなるのでは?
ひとつひとつの部分品だけが細かいだけで、理屈がシャープでない。
あえていえば、日本語が甘い。
部分品の収まるところを計算して、全体を精密に測定していない。
これが集積していくと、全体がいびつになり、日本会社法の基盤を見誤まる。
たとえると、立派なれんがは使ってるが、間違った積み方で家を建てるような誤謬。
部分的な設計図は完璧だが、建てたら塔がゆがんでいたというような誤謬。
この筆者は、なにか根本的な勉強の方法が間違っていると思われる。
2)異常に古い会社法のパラダイムに基づいている。そのパラダイムを2008年
の会社実務に当てはめようとしているから、ものすごいムリがある。
● 古いパラダイムで出発するから、1)で述べたように、部分品だけの解釈を精密に
しておけば、全体も大丈夫だと勘違いしているのだと思う。
3)何か図のようなものがあるが、概念図になっていない。自然科学系のように三次元図解が
必須というようなものではない。同じことを何度も描いてどうする?
3)受験なら、神田→ケースブック・法科のノート→神田と循環させるのが、法科で合格まではいい。(100問をはさんでもいい)
なんだかんだといいながら、やっぱりかんだがいいのでは。
11版目です
さて、11版を数えました。著者の本は読みやすくて図表を多く取り入れているので、直感的に理解しやすい点が挙げられます。11版でもその成果は遺憾なく著述されています。入門書より次代の基本書と言うべき本だと思います。これで物足りなければ、「会社法大要」で補完すれば充分な成果が上がることと思います。会社法の性格上、理解しづらいのが現実です。本書も商法総則・商行為、手形・小切手法に比べてキレが悪いかも知れません。けど、神田さんの本や江頭さんの本に変わるテキストとして期待できる本です。
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