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経営参謀の発想法 (知力アップ講座)

経営参謀の発想法 (知力アップ講座)

後 正武



定価: ¥ 1,575

販売価格: ¥ 1,575

人気ランキング: 176866位

おすすめ度:

発売日: 1998-03

発売元: プレジデント社

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



具体的なステップが記される宝の宝庫
?マッキンゼーで大前研一氏と一緒に仕事をしただけあって、その発想や考え方など企業参謀に書かれていることときわめて近い。軍事的な事例をもって経営戦略を語るところなど、独特の論調で議論を進めていく部分は好き嫌いの分かれるところだろうが、具体的な戦略立案のステップが切られている部分が、他の類書にはない部分であり、すばらしい。
 例えば、??戦略的自由度を書き出し、ブレインストーミングを使って打ち手の可能性を洗い出し、リスクとコスベネで評価する、というステップなどは、この手の仕事をしている人にとっては、「門外不出の秘伝の公開」に近いほど、ありがたいものだ。私も早速使わせて貰っている。ただし、このあたりのステップが、「ありがたい」と感じるだけの経験と仮説がなければ、この??本は単なる読み物に終わってしまうだろう。
 「企業参謀」と比べ、全体感がないというか、広がりが見えない部分は、当時経営の素人だった著者と、ビジネススクール出の著者の視点の違いと言うべきか、私は「企業参謀」の方が、根源的な示唆を感じられおもしろかった。ただし、上記のように、戦略立案の具体的なステップと、クライテリアがあちこちにちり??ばめられている宝の宝庫であることをしっかり意識して読み込みたい。私の評価は最高点である。?

発想とはそもそも
 どうしてでしょう。
 発想といえば、天才の行為だと思われがちです。“味の素”の売上高を増やすために“穴を大きくすれば良い”というのは天才の発想として有名です。ですが、我々一般人には不可能。我々は、社会科学(経済学や会計、マーケティング、社会学)を初めとして、世の中の仕組みを体系的に理解する努力が必要だと思います。そして、これができない人は『営業マンは根性だ』としか、言えないのです。これ以外に思い浮かばないからでしょう。
 さて本書は、あの大前研一の弟子、後正武が、大前の戦略的思考を、組織やリーダーシップに結びつけるために記しました。そして本書のコンセプトである『通勤時間で知力アップ!』を図るため、ソフトカバーで章ごと独立して書かれており、大変効率的に学習することができます。例えば第1章の戦力=戦略×戦術×戦技×士気は非常に示唆に富みます。経営参謀でなくとも、このようにシステマティックな考え方は、多くの発想を助けるはずです。『あっ、あの本に書いてあった! そうだ、解決方法も!!』という事件が、世の中にはたくさんあるようです。ぜひ本書で、こうした知力アップを図りましょう。『営業は体力だ』だけでは、部下にも上司にもバカにされます。
 ただ、理論の解説は少なめで、これ一冊では不足かもしれないので、☆ひとつ減。しかし、やはり『発想する』という点ではピカイチです。

変革を考える企業参謀のための良書
〔本書の特徴〕
 戦略・変革を実行するためには、問題点の把握→戦略立案→組織化が必要である。本書の前半は、この3つの概念とその相互関係性におかれている。
 本書の後半部分では、「人」が論点の中心に置かれている。問題発見も、戦略立案も、組織化も、実行の主体は人である。「実行」という観点でこれらは「人」に集約し、人が人を動かす点で重要となる「リーダーシップ」と「リーダーシップ発揮を阻害する要因」との関係に後半は注力されている。前半部分のノウハウを頭脳にインストールした人が実行するときの重要論点を全体的体系的に書かれているような感じがした。大前研一氏の「企業参謀」は戦略的思考プロセスに焦点が置かれているが、本書では、戦略の周辺部分との関係に焦点が置かれ!ている。戦略立案→組織化→リーダーシップ→制度的障壁と打破という、問題解決・変革推進の大きな流れについて、関連項目がセットでかかれている点が、本書の特徴である。
〔本書のお勧め理由〕
1、戦略・実行及びその周辺の概念に焦点が置かれている。よって、戦略論、問題解決論の全体像を知るのに役立つ。
 本書との関連性の高い「戦略論」を詳細に読むなら、大前研一著「新装版 企業参謀」がお勧めです。大前氏の論点とあまり重ならないようにかかれているような気がするため、本書と企業参謀は相互補完の関係になっていると感じられた。分析の切り口・技術については、後正武著「意思決定のための分析の技術」で体系的に解説されています。イシューツリーの最下部で必要となるリサーチスキルやイ???ューツリー分析の実際的展開については、大前研一・斎藤顕一著「実戦!問題解決法」が参考になると思います。
2.緻密にかかれているので、論点を書き出し、樹形図等で整理すれば、論理思考のトレーニングになる。論理的、且つ、わかりやすくかかれているため、文章に無駄がないので、サーと読めてしまう。論理的思考テクニックを期待している読者は、メモを取るなどをして本書自体の構造を分析してみると無駄のなさと緻密さがハッキリと認識できると思う。論理思考の部分の詳細については、後正武著「論理思考と発想の技術」で詳しく解説されている。本書は、論理思考の上位目的・上位概念に焦点が置かれていのでそれらを学ぶきっかけになる。
3.歴史・小説を題材にして戦略、組織、実行、リーダーシッ!プの分析がされており、これ参考になる。またその探究心と熱意にプロの凄みを感じた。「戦略家を目指す」心構えを間接的に学べると思います。

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