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会社法大要
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会社法大要
龍田 節
定価: ¥ 4,095
販売価格: ¥ 4,095
人気ランキング: 73174位
おすすめ度:
発売日: 2007-05
発売元: 有斐閣
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
平明な記述と深い内容
ご講義を聴いているかのような分かりやすい日本語で書かれています。所々に関西人ならではの遊び心が垣間見えるのもよいです。先にレビューをお書きになった方とは逆で,いちいち条文が括弧書で挿入されていて「地の文」が読みづらい類書と比べると,私はこちらのスタイルの方が読みやすいです(本来的意味での脚注が少ないのは教科書との割切りからでしょう)。
制度やその趣旨の説明も丁寧で,判例や通説的見解の紹介も(著者の立場如何にかかわらず)客観的です。内容面で特筆すべきはファイナンスの部分。深い洞察に目から鱗です。
全体の情報量がやや足りないのが残念ですが,学部学生やロースクールの未修コース1年生が初めて会社法を勉強するとき読む本として,お勧めできます。
客観的にみて
辞書的に使ってみて気づいた点です。
@脚注が多い
引用条文まで脚注にあるので、読みにくいなと思いました。
ほとんど脚注がない近藤光男『最新株式会社法』とは対照的です。
A判例索引がない
判例索引がないのは不便だと思いました。
B索引がページ索引ではなく、項目番号索引である
これも慣れてないせいか、非常にひきにくいと感じました。
本文はなかなかわかりやすいかと思いました。
ファイナンス法のベスト参考書
● 金融市場のダイナミクスを背景にもつ好著 ●
この本のベスト部分は、コーポレイトファイナンスの法制度面の展望を与えるところ。おもわずひざをたたいたところが何箇所もある。
金融庁とのやりとりとか思い出しながら読むと、余計にすごさがわかる。
筆者は、証券(金融)取引法に精通したひとらしい。金融法と会社法を融合して説明してあるが、厳密な解釈が背後にあり、レベルは極めて高い。
文章は平明な日本語で、結論は、きわめて明快。口調がいい。誰でも持っている会社法QA100問とか、神田会社法は、実は、司法試験受験レベル。
▲ 金融ビジネスの第一線にいるわれわれには、判例の数よりも、日本会社法のよりハイレベルの展望がほしい。だから、この本は、プラクティスのボーダーラインの参考資料として、かつ、あたらしい金融取引を構想するのによい。
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