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社長!それは「法律」問題です―知らないではすまないビジネスのルール

社長!それは「法律」問題です―知らないではすまないビジネスのルール

中島 茂

社長!それは「法律」問題です―知らないではすまないビジネスのルール

定価: ¥ 1,575

販売価格:

人気ランキング: 208390位

おすすめ度:

発売日: 2002-06

発売元: 日本経済新聞社

発送可能時期:


経営関連の法律を専門に扱う弁護士と、インディペンデントコントラクター(独立契約者)として企業の執行役員を務める実務家が、ビジネスにおける法律問題を対談形式で論じあった書。両者の、豊富な知識と実戦経験に基づく奥行きのあるビジネス論、法律論が繰り広げられている。  テーマは、コーポレートガバナンス、株主訴訟、知的財産、独禁法、ディスクロージャー、リスクマネジメント、コンプライアンスなど。法人とは何か、取締役とは何か、経営者はだれに責任を負うのか、特許とは、公取とは…といったビジネスの根幹を法律に照らし合わせながら解き明かすほか、法人とは無責任のシステムであること、日本の株主総会も財閥解体令までは万能だったこと、あるいは、特許と個人の権利、独禁法と談合、業界自主規制との兼ね合いなど、次々と興味深い話題を扱っていく。リスクを「台風一過」のように一過性のものとしてとらえる日本企業の意識や、コンプライアンスの「法律遵守」を超えた真の意味を掘り下げるなど、リスク管理に役立つ知見を得ることもできる。 雪印乳業の集団食中毒事件、東京スタイルの株主対決、青色発光ダイオード(LED)の特許帰属問題、遺伝子スパイ事件、みずほシステム障害といった具体的な事例を多数、読み解いているところは目が離せず、法律問題の重みを肌で感じとれる。条文を読むだけでは得られない、ビジネスと法律の生きた知識を教えてくれる。(棚上 勉)


あるべき姿ではなく、現在ある姿を理解するにはいいのかも
確かに面白いし判りやすい。
現状、こういう風になっていますよ、という話。
そこには日本の風土に対して、外国法を受け入れることがどういう意味をもつのか、と言う視点ではなく、グローバルスタンダードに乗り遅れるなという意味での無気力さもある。外資に入社して出世したいサラリーマン向けか。

いい構成で読みやすい
会社で働く人がどういう点で法律にかかわるのか俯瞰するには良い本。
かかわりそうなにおいがすれば専門家に相談すれば良いのだが、普通はにおいすらわからないので、こうした書籍で予習しておくといざというときに役立つ。
ただ、知的財産の記載の一部には同意しかねる点がある。
第一に、日本での特許権の範囲が狭いと嘆いておられるが、法律にも特許庁の運用にも狭き権利成立をサポートする規定はない。従来技術が稠密な分野では狭い権利にならざるを得ないことがあるが、特許法のせいではない。従来技術をうまく回避できれば日本でも広い権利が成立する場合もある。これはアメリカでも異なるところはない。アメリカにも狭い特許は山ほどある。また、狭いから悪い権利、広いからいい権利ともいいきれない。広い権利は特許成立後に無効化されやすいという落とし穴もある。広いゆえに権利範囲の記載が抽象的すぎてライセンス交渉が難渋する場合すらある。狭い権利でも鋭く相手方を攻撃できる場合もある。広狭とりまぜての特許を使いこなすノウハウが重要なのである。この種のノウハウでは米国が優れていることを認める。しかし繰り返すが特許制度に直接の責任はない。
第2に、日本の弁理士ではアメリカの特許弁護士に太刀打できないと嘆いておられるが、両者が同じ土俵で闘う局面はない。アメリカの特許裁判ではアメリカ特許弁護士同士が闘うのである。日本の弁護士も弁理士も彼らの介添えをするという点で、同じ立場である。弁理士一人が情けないということではない。むしろ問題は、技術のバックグラウンドがあり、かつ司法試験を通過した一般の弁護士でもあるアメリカの特許弁護士に相当する人材が日本に存在しないということなのである。これは今国家政策で取り組んでいるところだ。
というところで星二つ減。
今後の改訂なり回答を期待して星一つプラス。よって星4つ。

会社というものを、見る視点を得られる1冊
弁護士さんと、会社の役員さんとの対話という形で、「法的にみると会社とは」「株主代表訴訟」「知的財産権」「独禁法」「ディスクロージャー」「コンプライアンス」などについて、語った本。
お互いの体験や世を騒がせた事件に対して、法律的にはこのように解釈される、という本です。
法律の「ややっこしい」条文は、ほとんど出てきません。その分、読みやすいですが、値段のわりには、ボリュームがあり、存分に楽しめます。
筆者たちの体験した、特許をめぐる争い、株主代表訴訟の修羅場、など興味深いこと満載です。
取締役会の様子、株主総会の内幕、インサイダー取引など、(個人的には)、珍しいこともありますし、会社の合併、吸収時の社員の地位、会社で発明したときの特許の話など、身近な話題もあります。最後まで、楽しく読めました。
法律の知識が身についた、というよりも、会社、ビジネスを法律的な視点から見ると、こうなるのか、と気づかされた1冊でした。

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